三寒四温の洗い張り
掲載日:2013年03月20日 21:32 | カテゴリー:しみ抜き
冬真っ最中の東北の水の冷たさは氷水の一歩手前(笑)
外も雪景色で かなり気合を入れて洗い場に入ります(|||ノ`□´)ノオオオォォォーシャー!!
三月も半ばを過ぎ 春めきを感じると
洗い場の水仕事が少し楽になります
仕立てられた着物を解き、
反物上に繋ぎ直し下準備を済ませた品物です
長年着用され、もう一度 洗い張りをして
また、長く愛用して頂くための作業ですね。
しみや、汚れがひどい時や
寸法直し
若い時に購入され 八掛の色が派手に感じるようになり
年齢に合わせ落ち着いた色の八掛に染め直し仕立て直したり
などなど 様々な状態を考慮しお奨めします
いくつかの洗剤とブラシで着物のお洗濯(*^ω^*)
汚れなどを洗い流すと同時に、
着物に含まれている 古くなったのりも流され
泡に包まれている着物を見ると…
…本当に気持ち良さそうです (*´ρ`*)ホワワーン
ザブザブ、ザブザブと
水の中ですすがれている着物は
絹の素材が目覚め直したように キリッと( *`ω´)
自分も、水の冷たさにキリッとなります( *`ω´)
(笑)
そして、糊付けや 乾燥
〜着物のアイロンがけのような作業の湯のし作業を済ませ
着物の艶を戻して 検品
数日掛かりながら全工程の洗い張りは
作業完了となりまーすo(^O^)o
着物が生き返りました(^O^)
これから、物によって
古い変色しみなどのシミぬきや、お仕立てなどに進んでいきます!≡≡≡ヘ(*–)ノ
仕立て上がりの品物を お客様にお渡しする時
新品物のようになった着物を見て喜んで頂いた時は
職人やってて良かったー(T_T)
と感動します
まだまだ、未熟者ですがm(_ _)mヨロシクお願い致しますー